観光庁が12月25日に発表した宿泊旅行統計調査で2020年10月の全国の宿泊施設における客室稼働率(第2次速報値)は、前年同月比20.8ポイント減の42.8%だった。都道府県別で最高値は山口県の62.2%(前年同月比6.3ポイント増)、最低値は山梨県の31.9%(同10.8ポイント減)だった。
客室稼働率が高い都道府県は、山口県以下が、秋田県(前年同月比1.4ポイント減の59.6%)▽島根県(同1.2ポイント減の59.4%)▽岩手県(同1.6ポイント減の55.7%)▽青森県(同13.2ポイント減の54.6%)―など。
山梨県に続いて客室稼働率が低いのは、奈良県(8.0ポイント減の32.6%)▽京都府(36.9ポイント減の33.4%)▽長野県(3.5ポイント減の34.3%)▽大阪府(43.1ポイント減の34.8%)▽東京都(44.8ポイント減の35.3%)―など。
宿泊施設のタイプ別では、シティホテル36.3ポイント減の44.3%▽ビジネスホテル26.3ポイント減の51.0%▽リゾートホテル12.8ポイント減の45.0%▽旅館3.0ポイント減の36.5%(旅館のうち従業者数10人以上の施設2.9ポイント減の51.8%)▽簡易宿所17.3ポイント減の15.4%。