
富田部長
「JTB旅ホ連保険」の加入メリット
新型コロナのリスク軽減
JTB旅連事業が販売している宿泊施設の賠償責任保険「JTB旅ホ連保険」は、2021保険年度が12月1日から始まった。同保険の加入メリットなどを総務担当部長の富田龍司氏に聞いた。
――JTB旅ホ連保険は1968年にJTB協定旅館ホテル連盟(当時日本交通公社協定旅館連盟)の会員宿泊施設向けの保険として誕生した。
「50年を超える歴史ある保険となった。これもひとえに加入施設の皆さまのおかげであると改めて感謝している」
「ここ数年、新型コロナウイルス感染拡大により、世の中がこれまでになく大きく変化してきている。自然災害の頻発など新たなリスクも生じる中、JTB旅ホ連保険は、さまざまな事態へ対応をするべく、絶えず進化してきている」
――旅館・ホテルにとって、今、最も大きな課題は新型コロナ対策だ。
「基本保険以外の補完保険として、『災害時被災者対応保険』にさらにオプションで付加できる『ノロウイルスおよび特定感染症発生時施設消毒費用担保特約』があるが、ノロウイルスや特定感染症だけでなく、新型コロナウイルス感染症も対象に加えて、消毒費用を一事故500万円まで保証できるようにした。同じく補完保険である『食中毒等休業あんしん保険』でも、食中毒や特定感染だけでなく、新型コロナウイルス感染症も対象に加えて、営業休止により減少した売り上げの補填(ほてん)ができるようにした」
「昨年からの新型コロナ感染拡大に伴い、消毒費用や休業補償の支払いが増えている。厳しい環境の下で、加入施設の皆さまのお役に立てていると実感している」
――保険以外のサービスで今、アピールしたい商品は。
「JTB旅連事業では、クレジットカード一括加盟店決済サービス『C→REX』の紹介も行っている。施設の皆さまは、保険と同様に団体として加入することにより、割安な決済手数料率の適用と、充実したサポートが受けられる」
「コロナ感染拡大により現金やクレジットカードの受け渡しなどの接触が忌避される中、C→REXではいわゆるタッチ決済(非接触NFC決済)にいち早く対応した。アップルペイなどのスマホでの決済もでき、お客さまとの接触機会を少なくすることができる」
――新たな保険年度に向けて一言。
「JTB旅連事業ではこれからも施設の皆さまのニーズに応えるより良いサービスを提供できるように努めたい」
富田部長
【聞き手・板津昌義】