
JTBは19日、宿泊施設向け販促DXツール「Ticket Button」を発売した。
■公式サイト(申込サイト) https://ticket-button.com/service.php
■開発の背景
ホテルや旅館などの宿泊施設が自社サイトをはじめ旅行会社等のウェブサイトで、商品券やギフトカード付の宿泊プランを販売するケースが多数あります。JTBの契約施設より、そのようなケースにおいて下記の課題があり、解決できる仕組みが欲しいとの要望が寄せられていました。
① 商品券やギフトカード等の実物購入・管理に伴う間接業務を削減したい
② 前払いが必要な実物購入に伴うキャッシュフローを改善したい
③ 幅広い店舗で利用が可能なキャッシュレスポイント付プランを望む消費者の声が多い
そこで、両社が連携し、これらの課題を解決するソリューションとして、宿泊施設に特化したデジタルギフトサービス「Ticket Button」を開発しました。2020年度に大阪府・大阪市・大阪観光局が実施した「大阪の人・関西の人いらっしゃいキャンペーン」において当サービスが採用され、府下施設の宿泊者に対して@2,500円分のキャッシュレスポイントが付与されました。その際にクライアントならびに宿泊施設より一定の評価を得たことから、この度、汎用製品としてリリースいたします。
■「Ticket Button」の概要
当サービスは、消費者が複数のキャッシュレスポイントから選択・交換が可能で、選択したポイントのQRコードを即時に宿泊施設で発行し、台紙に印字、その場で消費者に手交できる仕組みです。
例えば、キャッシュレスポイント付宿泊プランを販売した際、宿泊者のチェックイン時に宿泊者が希望するポイントのQRコードを発行し、台紙を手交します。
QRコードは必要なときに必要な分だけ発行し、精算ができるため、宿泊施設における在庫リスクの低減やキャッシュフローの改善につながります。また、キャッシュレスポイント付プランを望む消費者志向ともマッチし、商品の魅力度向上にもつながると想定しています。
尚、現在交換可能なキャッシュレスポイントは、PayPayボーナスやAmazonギフト券など最大8種類ですが、順次ラインナップを拡大します。
■今後の展開
今後、下記のスケジュールおよびエリアにて順次販売を開始します。
なお、利用者フィードバックによる改善を行うため、当面の間、JTB/るるぶプランで展開します。
・2021年10月~ 関西および中四国エリアにおいて販売開始
・2022年 1月 ~ 首都圏等、全国の宿泊施設に対して販売開始
また、交換商品として、キャッシュレスポイント以外に、宿泊施設が立地する地域の産品などを加えた「えらべる地域産品プラン」も展開してまいります。