
読売新聞大阪本社と旅行読売出版社はこのほど、第三セクター鉄道等協議会に加盟する鉄道各社と協力し、3月19日から「鉄印」のデジタルサービスを提供すると発表した。NFT(ノン・ファンジブル・トークン)化された鉄印をスマートフォンで簡単に購入できるWEBアプリ「鉄印帳デジタル」で提供し、従来の鉄印帳および鉄印も引き続き販売する。
NFTは、ブロックチェーン技術を活用した偽造や複製が困難なデジタル証明書のようなもので、主にコレクター性の高いデジタルアートなどの所有権販売で普及している。今回導入される「鉄印帳デジタル」では、スタートバーン株式会社が構築したブロックチェーンインフラ「Startrail」を利用しており、鉄印NFTにも固有の「シリアル番号」が付与されることでユーザーは自分だけの鉄印を集めることができる。
購入手続きは、ユーザー登録後(無料)、第三セクター鉄道等協議会に加盟する鉄道各社の駅などに設置されたQRコードをスマートフォンで読み取るだけで完了する。鉄印NFTの販売価格は1個550円(税込み)からで、決済方法はクレジットカード払いかApplePayに対応している。
両社によると、「鉄印帳デジタル」への参加を表明しているのは2月19日時点で同協議会に加盟する41社のうち30社で、今後も参加する鉄道会社や新しい鉄印NFTを順次増やしていく方針としている。