
観光庁が10月31日に発表した訪日外国人消費動向調査の結果、2022年7~9月期の訪日外国人の旅行消費額は1631億円となった。コロナ禍の影響で平年より規模を縮小した調査に基づく「試算値」として算出している。観光目的の入国を一部再開するなど水際対策が段階的に緩和されたが、コロナ禍前の19年7~9月期(1兆1818億円)と比較すると86%減だった。
7~9月期の訪日外国人旅行消費額は、22年1~3月期の352億円、4~6月期の1047億円からは増加したが、観光目的の個人旅行の受け入れなどを再開した大幅緩和(10月11日)以前の期間のため、本格的な回復には至っていない。
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