今年訪れてみたい国内のイベントは「平城遷都1300年祭」。旅行のクチコミサイト「フォートラベル」を運営するフォートラベルが年末年始に行った調査で、このような結果が出た。平城遷都1300年祭(奈良県)は、何らかの国内イベントを訪れたいという人の41.6%の支持を集め、2位に約20ポイントの差をつけて1位に。公式マスコットキャラクター「せんとくん」の活躍などによる注目の高さが際立つ結果となった。
調査は昨年12月23日から今年1月4日までにフォートラベルのサイト上で実施。同社が選定した今年開催の国内外のイベントを訪れてみたいかどうかについて、1096人から回答を得た。
今年の国内イベントに興味があり、「訪れてみたい」と回答したのは全体の53.5%。このうち「訪れたい」との意見が多かったイベント・注目トピックは、1位の平城遷都1300年祭が41.6%で2位以下に大きく差を付けた。以下、「NHK大河ドラマ『龍馬伝』の舞台(高知県・奈良県)」(21.0%)、「平成の大改修に入る姫路城(兵庫県)」(14.2%)、「瀬戸内国際芸術祭(香川県・岡山県)」(11.1%)、「名古屋開府400年祭(愛知県)」(9.9%)。このうち姫路城は、改修により天守閣が春から素屋根で覆われることから、「改修前に見ておきたいと注目が集まったのでは」と同社はみる。
海外イベントは、訪れてみたい人が全体の52.3%。イベント別ランキングは、1位が「上海万国博覧会(中国)」(26.7%)、以下、「バンクーバーオリンピック(カナダ)」「2010 FIFAワールドカップ(南アフリカ)」「天文イベント(アフリカ、インド金環食、日食など)」「FIFA クラブワールドカップ(アラブ首長国連邦)」と続く。