
披露されたアンコウのつるし切り
全国のアンコウを一堂に集めたイベント「第1回全国あんこうサミット」が5日、漁師料理の「あんこうどぶ汁」発祥地、茨城県北茨城市の漁業歴史資料館「よう・そろー」で開かれ、県内外の10市町村の旅館・ホテルや漁協、道の駅などの観光関連団体などが参加した。会場には約8千人が来場した。
開催地の同県北部では、東日本大震災による原発事故による風評被害に負けず、復興が進んでいることをアピールするとともに、全国各地のアンコウ料理の紹介を通じて各地の地域おこしにつなげようと、市と市観光協会などが主催して初めてサミットを開いた。
参加したのは県内では同市のほか、日立市と大洗町、県外は青森県風間浦村、山形県鶴岡市、宮城県石巻市、同県加美町、福島県いわき市、神奈川県小田原市、山口県下関市から来た各団体。
地元からは漁協や水産加工業者、民宿組合のほか、五浦観光ホテルなど旅館・ホテル4軒が参加し、伝統のアンコウ鍋を振る舞った。
市など主催者は、来年も同サミットを開催する意向だ。

披露されたアンコウのつるし切り