
今年創業60年を迎える稲取東海ホテル湯苑(静岡県賀茂郡、客室数40室)は、湯と潮騒に包まれる全室オーシャンビューの宿として、宿泊客からの支持を集める。
館内には打たせ湯をはじめ寝湯、座湯、珊瑚(サンゴ)サウナ、展望露天風呂、水風呂や歩行湯といった豊富な施設がそろう点も特徴。
併せて、伊豆・稲取といえば、キンメダイなどの海鮮がおいしい地としても有名で、地元漁港から取り寄せた新鮮な海の幸をぜいたくに使った逸品料理は、ひと口食べるたびに舌鼓を打つ。
さらに、リラクゼーションルームを完備し、温泉を活用した美顔スチームを堪能できるほか、全ての客室には最上の眠りを提供するシモンズ社製のベッドを完備するなど、万全の態勢で宿泊客を迎えている。
その同ホテルでは、館内設備の修繕関係の共有や定期報告書といった各種データ管理の一元化を目的に、昨年1月から今年創業10年を迎えるリウシス(名古屋市)が提供するメンテナンス管理アプリ「HoteKan(ホテカン)」シリーズのネイティブアプリ「設備管理」を活用している。
このアプリは、スマートフォンやタブレット端末で簡単に操作可能な画面デザインと設計を施し、現場の清掃スタッフをはじめ、設備管理者、フロントスタッフ、支配人、本社や、外部の修繕業者が故障事象ごとにやり取りができる。問題が解決され次第、その内容がデータベースとして整理されることがポイント。
「修繕履歴が残り、定期報告書が保存されて、共有できることに引かれたと同時に、修繕や保全について外部の協力業者や、フロントスタッフ、清掃スタッフの意識を変えたいと思い、採用に至った」と社長の瀧大輔氏。
「HoteKanは自社のフロントスタッフ、清掃スタッフ、管理者が使えるようにしているだけでなく、外部業者30人にもインシデントごとに招待して参加いただいている。事務所ではPC、現場ではスマホでHoteKanを使っている」と瀧氏。
また、「HoteKanでインシデント(故障内容)ごとにチャットが残るため、「言った、言っていない」といった伝達ミスを防ぎ、修繕完了までの時間が大幅に減り、設備に関するクレームも激減し、口コミ評価も上がるなど、なくてはならない存在。これからもHoteKanとともに歩んでいきたい」と力説する。
この件についての問い合わせ先はリウシスTEL052(678)6543。
設備管理のイメージ
稲取東海ホテル湯苑の展望露天風呂