
リニューアルの除幕式
秋田県仙北市の乳頭温泉組合(竹内貴祐組合長)は9月30日、乳頭温泉郷を巡回する乗り合いバス「湯めぐり号」のリニューアルの除幕式を同温泉郷休暇村前会場で行った。新しい湯めぐり号のデザインは、同組合に加入する7軒の旅館女将らが考案した。
マイクロバス「湯めぐり号」の屋根には強化プラスチック製の風呂桶を設置。車体の外観には乳頭温泉郷の四季折々の風景をデザインした。車両ナンバーも温泉にちなみ「1126(いいふろ)」に変更した。
乗車には、宿泊客を対象とした乳頭温泉全湯を巡る「湯めぐり帖」(1800円で1年間有効)か、1日限定の「湯めぐりマップ」(入浴料別で600円)が必要。
運行は午前8時50分から午後5時30分までの間で1日5往復となっている。運行を開始した2009年から、これまでに約10万人が利用したという。
バスのリニューアルを踏まえ、妙乃湯の佐藤京子さんは「秋田の乳頭温泉を世界に知ってもらえるよう、今後も地域が手を携えてがんばっていく」と地域づくりへの意気込みを新たにしていた。