福島の若手旅館経営者ら、国交省で風評被害対策訴え


室井政務官(中央)、井手長官(左端)を訪問した福島県青年部の一行

室井政務官(中央)、井手長官(左端)を訪問した福島県青年部の一行

 福島県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部は8月30日、国土交通省の室井邦彦政務官と観光庁の井手憲文長官を表敬訪問し、同県の温泉地の現状と風評被害対策、誘客対策について意見交換した。青年部の一行は、原発事故の風評被害がいまだ続く同県の厳しい現状を述べ、観光客に足を運んでもらうための施策の実現を訴えた。

 青年部から参加したのは、大須賀渓仁部長、檜澤京太専務理事、高橋美奈子さん、医王田崇さん、星永重さんの5人。

 福島県青年部は全旅連青年部の総会があった4月18日と7月18日、同県選出の国会議員への陳情活動を実施。風評被害と観光復興対策を求める陳情書を提出している。「放射能汚染による風評は、福島県全体に未曽有の悪影響を及ぼし続けている。県外および国外からの観光客は現在も回復が見込めず、将来への不安が募るばかりだ」と、従来以上の復興対策に取り組むよう要望している。

 今回の訪問は、陳情に応対した地元選出議員の働きかけで実現したもの。

 青年部の出席者は、「昨年は福島を応援する観光ボランティアも多く来てくれたが、今年はそれも一段落し、昨年より厳しい状況だ」と窮状を訴えるとともに、「福島県にもっと目を向けてもらうための政策を検討してほしい」と求めた。政務官らの県内観光地の視察も要望した。室井政務官、井手長官とも要望を真摯に聞き、現地視察についても実現に向け、スケジュール調整を行う予定という。

 青年部の医王田さんは「このままでは県内の旅館が半分になってしまう。福島県の悪いイメージばかりが残っており、対策が必要だ。浜通り、中通り、会津とも、温度差はあるものの、厳しい状況が続いている。高速道路料金の割引、無料化など、福島に目を向けてもらえるような施策を講じていただきたい」と話している。

室井政務官(中央)、井手長官(左端)を訪問した福島県青年部の一行
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