
(一財)沖縄美ら島財団(沖縄県本部町)は2024年5月25日、沖縄県立博物館・美術館(沖縄県那覇市)で、2024年1月15日に発刊した『科学の目でみる琉球王国の色とその色材~国宝・琉球国王尚家伝世品をはじめとする琉球・沖縄の染織品を中心に~』の執筆者による発刊記念講演会を開く。

【日時】2024年5月25日(土)13:50-17:10
【会場】沖縄県立博物館・美術館 講堂
【受付】当日先着(定員200名)
時間 | プログラム | 講師(敬称略)「講演タイトル」 |
---|---|---|
13:00 | 開場 | (受付開始) |
14:00 | 主催者挨拶 | (一財)沖縄美ら島財団 理事長 花城 良廣 |
14:10~14:40 | 講演1 | 宮里正子(沖縄美ら島財団研究所研究顧問/前浦添市美術館館長)
「琉球・沖縄の美術工芸品 -科学調査の始まりと広がり-」 |
14:45~15:15 | 講演2 | 宮城奈々(沖縄美ら島財団総合研究所主査研究員)
「織衣裳の繊維素材と色材~近世琉球の染織作品を中心に~」 |
15:10 | 休 憩 | |
15:30~16:30 | 講演3 | 下山進(吉備国際大学名誉教授)・佐々木益(㈱半田九清堂)
「紅型と織に使われていた色材とその非破壊分析法」 |
16:35~17:05 | 講演4 | 與那嶺一子(染織研究家/石垣市文化財審議会委員)
「尚家文書に記された色材と近世・近代における分方作品の色材」 |
琉球王国時代に製作された紅型衣裳や織衣裳を含む美術工芸品143点に焦点を当てた科学調査の成果を皆様にお届けするため、新書発刊記念講演会を開催する運びとなりました。
本書では、これらの作品に使用された色材(顔料、染料)の科学分析結果を始め、全作品の基本情報や各専門家による作品紹介と調査研究報告をオールカラーで紹介しております。ぜひこの機会に琉球王国の染織作品の新たな魅力とその歴史的背景についての理解を深めていただけますと幸いです。
併せて関連展示会も県内3ヵ所の博物館で開催中となります。

【講演会に関するお問い合わせ】
(一財)沖縄美ら島財団 総合研究所 琉球文化研究室
TEL : 098-943-3820 FAX : 098-943-3821