沖縄の観光専門紙「観光とけいざい」の調べによると、沖縄県内主要25ホテルの昨年11月の単純平均客室稼働率は63.6%で、前年比0.7ポイント上昇した。同定員稼働率は54.6%で、前年と同率だった。地域別では、リゾートが顕著に伸びている。
客室稼働率を地域別にみると、那覇市内は71.2%で、前年を0.8ポイント下回った。
本島西海岸リゾートは64.3%で、前年比6.3ポイント増と顕著に伸びた。
宮古島は50.0%で、同4.5ポイント増と好調。
石垣は55.8%で、同9.4ポイント減と振るわなかった。
先行きは、12月は21ホテル中、5ホテルが「よい」、8ホテルが「前年並み」、8ホテルが「悪い」としており、前年並みになりそう。
1月は、21ホテル中、「よい」がゼロ、6ホテルが「前年並み」、15ホテルが「悪い」としており、前年を下回りそうだ。
各ホテルからのコメントは次の通り。
「11月度は個人・団体の動きが悪く前年割れ。12月度は昨年はなかった修学旅行受注のため、個人・団体の弱い分を補っている」
「12月は各セグメントごとにおいても前年並みの動き。1月は個人はほぼ前年並みなれど、団体が弱い(特に募集団体)」
「12月は大手旅行社が昨年と比較し好調。1月は団体の大幅減により、見通しが悪い」
「12月は修旅が前年並み、一般の動きはよいが単価安となっている。1月は一般の動きは悪いが、修旅が増えた分でカバーしている」