楽天グループの民泊事業会社、楽天LIFULL STAY(楽天ライフルステイ、本社・東京都千代田区、太田宗克社長)は20日、特にアジア圏に強みを持つOTAのagoda(アゴダ、本社・シンガポール、ジョン・ブラウンCEO)と民泊事業で業務提携すると発表した。
楽天ライフルステイが運営する民泊・宿泊予約サイト「Vacation STAY(バケーションステイ)」に掲載している日本国内の民泊施設や簡易宿所をアゴダに供給し、アゴダの利用者が予約できるようにする。アジア圏からのインバウンド予約を取り込む。
アゴダはブッキング・ドットコムと同じブッキングホールディングス傘下のOTA。世界53都市に3700人以上の従業員を擁する。
楽天ライフルステイは昨年7月に、エクスペディアグループの民泊予約サイト「ホームアウェイ」(本社・米国テキサス州オースティン)との提携を発表。同月、台湾の民泊予約サイト「AsiaYo.com」(本社・台湾・台北)と、8月に中国の民泊予約サイト「途家(トゥージア)」(本社・中国・北京)、12月に「ブッキング・ドットコム」(本社・オランダ・アムステルダム)とも提携した。
また今年3月には韓国の宿泊予約プラットフォーム「Yanolja」(本社・韓国・ソウル)とも提携。日本の民泊予約サイトとしては唯一、エアビーアンドビーに対抗できるグローバルネットワークを築いている。