
福井県にとっては初の新幹線開通。首都圏から来る観光客に期待がかかる(JR西日本提供)
3月16日、北陸新幹線が石川県の金沢駅から福井県の敦賀駅まで延伸する。福井県にとっては初の新幹線開通となり、東京と「直結」することで人の往来が活発化し、特に観光面での経済効果が期待されている。1月には石川県と富山県に甚大な被害をもたらした能登半島地震が発生。復興を後押しするという観点からも、北陸地区にとって新幹線延伸は大きな意味を持つ。
経済効果は年間300億円超
今回開業する区間の総距離は125キロ。石川県内に小松(小松市)、加賀温泉(加賀市)の2駅、福井県内に芦原温泉(あわら市)、福井(福井市)、越前たけふ(越前市)、敦賀(敦賀市)の4駅が造られ、停車駅の少ない「かがやき」と、各駅停車の「はくたか」が東京―敦賀間を一日14往復する。
「かがやき」を利用した場合、東京―福井間は最短2時間51分。金沢駅で特急電車に乗り継ぐこれまでの移動より36分短縮される。敦賀には3時間8分で着き、50分の短縮となる。【記事提供:ニッキン】
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