
善福寺で行われた献茶式
「第68回豊公を偲ぶ有馬大茶会」が2、3日、神戸市北区の有馬温泉街で開かれた。豊臣秀吉が妻のねね、茶人の千利休らと何度も有馬温泉に湯治に訪れ、茶会を催した故事にちなみ、毎年秋に開催されている。
茶道の裏千家と表千家が毎年交代で秀吉公の霊位に茶を捧げる。今年は2日に献茶式が善福寺で行われ、裏千家の千敬史・家元名代の点前が披露された。
茶席は瑞宝寺公園、念仏寺、有馬グランドホテルに、点心席が温泉寺に設けられ、多くの参加者が訪れた。
紅葉シーズンを迎えた有馬温泉では、「瑞宝寺公園もみじ茶会」を10~12日、17~19日に開催。約2500本の楓が色づく瑞宝寺公園で茶が楽しめる。