日本能率協会、ホスピタリティ業界の展示会「HCJ2022」を15日から4日間開催


前回のホテレス会場の様子

 日本能率協会(JMA)は15日から18日までの4日間、「第50回国際ホテル・レストラン・ショー」をはじめとする、ホテルやレストランなどホスピタリティとフードサービス業界に向けた三つの商談専門展示会「HCJ2022」を東京都江東区の東京ビッグサイトで開催する。長引くコロナ禍に立ち向かい、危機を乗り越え新規ビジネスを創造する、意欲的な約600の企業、団体が出展する。

 HCJは、第50回国際ホテル・レストラン・ショーと、「第43回フード・ケータリングショー」「第22回厨房設備機器展」から構成される3展示会の総称。

 オミクロン株の猛威など先行き不透明なホスピタリティ・フードサービス業界には、感染症対策だけでなく、人手不足、業務効率化や、環境保護、食品ロス削減といったSDGs観点の対策など、多くの課題がある。今回のHCJは、(1)安心、安全なサービス環境の確保とSDGs対応の促進(2)デジタル技術の導入による生産性向上・人手不足対策(3)地方創生に資する地域産品の全国展開、地域観光資源の高付加価値創出―の3テーマで、長引くコロナ禍で打撃を受けるサービス業界が復活し、進化するための情報を発信する。

 見所の一つが、新企画の「宿泊業のスマート化研究会、日本の旅館分科会」。宿泊業でのサステイナブルな取り組みを考える産学連携のプロジェクト「宿泊業のスマート化研究会」が昨年度から、おもてなしを最大限に伝えるために議論をする「日本の旅館分科会」が今年度からスタート。会場では参加各社の提案を組み合わせた体験型展示とセミナーで未来の宿泊業のあり方を提案する。

 「屋外向け商環境設備・備品ゾーン」も新企画。グランピングブームなどサービス業界では屋外、半屋外の空間活用に注目度が高まっている中、トレーラーハウスやテントの展示、照明演出の実演などを行う。

 また、4月からの「プラスチック資源循環促進法」の施行など、プラスチック製品の使用の合理化やプラスチック廃棄物の排出削減が求められることを受け、「サービス産業向けSDGs対策ゾーン」や「ホスピタリティデザイン東京ゾーン」では、脱プラスチックやSDGs対応につながる製品を紹介する。


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