
トリップアドバイザー、2025年「ベスト・オブ・ザ・ベスト ホテル」を発表
創立25周年記念の特別リストも登場
トリップアドバイザーは4月30日、「2025 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト ホテル」を発表した。2024年に世界中の旅行者から投稿された口コミや評価をもとに選出。今年はトリップアドバイザー25周年を記念した特別リストが新たに加わり、「ユニークなホテル」「自分へのご褒美」という新部門も登場した。選りすぐりの宿泊施設が各カテゴリーで表彰された形だ。
トリップアドバイザーの創立25周年を記念した特別リストには、過去四半世紀の間に投稿された膨大な口コミや評価をもとに厳選された世界最高峰のホテルが選出された。同社のプレジデントを務めるクリステン・ダルトンは「トリップアドバイザーは25年間で世界有数の旅行プラットフォームへと成長し、10億件を超える口コミや意見が蓄積された」と述べている。同プラットフォームの長年にわたる実績と信頼性を強調した発言だ。
各部門の世界1位に選ばれたのは、「人気」「オールインクルーシブ」「自分へのご褒美」の3部門でメキシコの「シークレッツ アクマル リビエラ マヤ」が独占。「B&B、イン」部門ではインドネシアの「ピンクココ バリ」、「ラグジュアリー」部門ではポルトガルの「サンティアゴ デ アルファマ」、「小規模・デザイナーズホテル」部門ではカンボジアの「ゴールデンテンプルレジデンス」が選出された。
日本からは複数の施設がアジアランキングに名を連ねた。「人気」部門の日本1位には「クラブメッド 北海道トマム」、「B&B、イン」部門では「料理旅館 白梅」(京都府)がアジア12位、「Nazuna 京都 二条城」が13位、「Uno Port INN」(岡山県)が15位、「Nazuna 京都 御所」が18位、「四季の郷 喜久屋」(新潟県)が19位と健闘。「ラグジュアリー」部門の日本1位は「Park Hyatt Tokyo」だった。
「オールインクルーシブ」部門では「クラブメッド 北海道サホロ」が世界21位、アジア5位、「クラブメッド石垣島」がアジア15位に選ばれるなど、複数の日本の宿泊施設が国際的に高い評価を獲得。日本の宿泊施設の質の高さを示す結果となった。今回発表されたすべてのランキングは、トリップアドバイザーの公式サイトで確認できる。