
安房川での沢登り(屋久島)
環境庁によれば、鹿児島県屋久島町と薩摩川内市がエコツーリズム推進法に基づきそれぞれ提出した「エコツーリズム推進全体構想」が、環境相、国土交通相など関係4大臣によりこのほど認定された。今回で認定地域は25地域となる。
エコツーリズム推進法は、エコツーリズムを通じて自然環境の保全、観光振興、地域振興、環境教育の場としての活用をめざすため、地域でエコツーリズムに取り組む総合的な枠組みを定めた法律。法律に基づき各地域の関係行政機関やガイド事業者、住民、NPOなどが推進協議会を立ち上げ「エコツーリズム推進全体構想」を策定し、それを国が認定することで地域の取り組みを応援する取り組みを続けてきた。
鹿児島県屋久島町は「屋久島町エコツーリズム推進全体構想」を申請し、8月4日に認定。同町ではエコツーリズムを「島の価値のある自然や文化を保全しつつ、それらを持続可能な観光資源として利用して地域社会の発展をめざす」概念と定義し、屋久島町の自然資源の保全と、自然と共生する人々の暮らしや生み出される恩恵を来島者と分かちあいながらの持続的な地域づくりを目的に構想を策定した。
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