
専門学校日本ホテルスクールは10日、ブライダル科2年生の「ブライダルゼミ発表会」を東京都内のホテルで開いた=写真。昼夜間部ブライダル科の6グループ113人が参加。ブライダル企業を中心に約100人が聴衆として出席した。
発表は、事前に課されたテーマをもとに「架空の新郎新婦に対して結婚式を提案」する形式で業界関係者の前で行われた。今回で18回目を迎えた。
今回の課題は「日本に在住の英国人外資系銀行員の新郎と、自営業である不動産のお手伝いをする新婦。新郎は間もなく異動で帰国することが決まり、次の来日は2カ月後の挙式に合わせての日程となる。日本らしい結婚式にしたいとおっしゃるお2人。準備期間は2カ月。新婦1人での結婚式準備。国際結婚への不安。そんなことを抱えたお2人への結婚式を提案して下さい」というもの。
学生たちには、各グループで一つの方向性を見いだし、プランナーの視点から企業としての売り上げも考慮した現実的な結婚式を提案することが求められた。
優勝に当たる総合賞を獲得した提案名は「浅草旅館」。
各発表を聞いた企業からは、「顧客が不安に感じていることを解消してマイナスをゼロにし、要望をかなえてゼロをプラスにする提案が全体的に盛り込まれている。ブライダルの仕事において重要な考え方を実践している」など高評価の声が多数寄せられた。