
富士レークホテル(山梨県富士河口湖町)は、山梨県が推進する「やまなしグリーン・ゾーン認証」の高度化をめざす実証実験事業対象施設に選出され、感染症対策機器を館内各所に導入し、コロナ対策のさらなる強化を図る。
このほど実施された「グリーン・ゾーン国際的評価基準構築実証実験」は、感染防止レベルの向上をはじめ、従業員の負担軽減、利用者の利便性、快適性の向上などの項目について、従来のグリーン・ゾーン認証比でより高度な基準を設定し、実際の宿泊施設で実証実験を行うもの。9月22日から10月31日にかけて常磐ホテル(甲府市)と糸柳(笛吹市)、10月1日から11月14日にかけて同館と、山梨県内3施設で実施された。
「安心で安全な滞在を実現するため、さまざまな機材を搬入した。今まで以上にお客さまに安心してご宿泊いただけるよう、引き続き感染症対策に注力していく」と同館フロントサブマネージャーの森屋潤一氏。非接触型温度検知サーモカメラ=写真=やCO2濃度測定器などの機器を館内各所に配備し、抗ウイルス布おしぼりを配するなど、宿泊者向け備品でも感染症対策を徹底する。非接触対応を可能にするアプリ形式のソリューションツールなど、デジタル機器も積極的に導入している。
今回の実証中に実施された館内でのエアロゾル検査などの実地調査、利用者と従業員からのアンケート集計の結果を同県に提出する。