Finatext(東京都千代田区)とスマートプラス少額短期保険(東京都千代田区)、あいおいニッセイ同和損害保険(東京都渋谷区)、キャディッシュ(岐阜県高山市)は9月30日、宿泊の活性化を通じて地域の観光産業に貢献することを目指し、旅館・ホテル向けの「宿泊予約キャンセル保険」を共同開発したと発表した。
4社は「キャンセルリスクに対するお客さまの不安を少しでも和らげることで宿泊予約を促進したい」「宿泊事業者への支援を通して地域の観光産業の活性化に貢献したい」という思いで一致し、共同開発を行った。
宿泊予約キャンセル保険は、スマートプラス少額短期保険が保険商品を提供し、Finatextが保険販売システムを提供するソリューション「サービス組み込み用 キャンセル保険」の第1弾として、キャディッシュが提供する宿泊予約システム「予約番」と連携して販売する。
同日から予約番を利用する一部の旅館・ホテルでトライアルを開始。宿泊者、事業者のニーズやシステム面の課題を検証した後、2021年度内を目標に、予約番を利用する施設の予約画面上で宿泊予約と併せて保険を申し込めるようにする。
予約番は、旅館・ホテルの公式ウェブサイトから直接宿泊予約できるインターネット即時予約システム。わずか3ステップで予約完了できる宿泊予約システムを、30通りのデザインパターンから旅館・ホテルのイメージに合わせた予約画面を選んで利用できる。
キャディッシュの千垣内順社長は「昨年の新型コロナウイルスの感染拡大以降、観光業界は、かつてないほどの大きな経済的ダメージを受けている。コロナ禍が完全に収束するまでには、まだ時間を要する中、少しでも宿泊者に安心して予約をしてもらうために、予約番経由で宿泊予約キャンセル保険の申し込みを可能とした」と話す。