経済産業省がこのほど公表した今年7月の第3次産業活動指数(2015年=100、季節調整値)は、宿泊業が前月比39.2%増の50.4と2カ月連続で上昇した。全産業は0.5%減の93.7。2カ月ぶりの低下も、「総じてみれば第3次産業活動は底打ちの動きが見られる」(経産省)と前月の判断を据え置いた。
宿泊業のうち、旅館は64.8%増の40.2。ホテルは34.3%増の54.4。いずれも5月を底に、上昇に転じている。
旅行業は78.8%増の14.3。このうち国内旅行が78.3%増の20.5。海外旅行が36.4%減の0.7。外人旅行が568.8%増の10.7。国内旅行で回復傾向も、全体的に厳しい状況が続いている。
ほかの業種を見ると、遊園地・テーマパークが97.5%増の31.8。国内航空旅客運送業が57.9%増の36.0。道路旅客運送業が0.3%増の64.0。
これらを加えた観光関連産業全体は7.0%増の64.4。