
石塚理事長(中央)と最優秀賞の早大生
日本ホテル教育センター(石塚勉理事長)は2月21日、「第6回学生観光論文コンテスト」(主催・日本ホテル教育センター、共催・日本ナショナルトラスト、協賛・全日本シティホテル連盟)の表彰式を東京ビッグサイトで開かれた国際ホテル・レストラン・ショーの会場内で行った。
最優秀賞である観光庁長官賞には、「日本の観光立国化に向けた地方観光推進プラン」(早稲田大学商学部3年・山元康平さん、小川真澄さん、加賀妻美沙さん、川合悠加さん、和田蒼一さん)が選ばれ、石塚理事長から表彰状とクリスタルトロフィーを授与された。
山元さんは「自分たちが日本という国の一員として、どうすれば日本を盛り上げることができるか、観光立国実現の役に立てるかを考えながら論文作成にあたった。この観光論文コンテストで得られた知見や発想を今後生かしていきたい」と受賞の喜びを語った。
優秀賞(日本ナショナルトラスト会長賞)には「日本の『おもてなし』観光政策―乳幼児連れ観光客に優しい国を目指して―」(拓殖大学政経学部経済学科茂木創ゼミ4年・西澤優さん、藤枝永奈さん、小野寺愛実さん)が、同(全日本シティホテル連盟会長賞)には「地方都市に有効な国際会議誘致の施策」(高崎経済大学地域政策学部地域政策学科佐藤公俊研究室3年・渋谷知樹さん、金子佳聖さん、佐藤瑞恵さん、横山諒さん)が選ばれ、表彰された。
石川尅巳審査委員長(JTB元常勤監査役)は総評で、「今回25大学、1専門学校から51編の応募があり、最終審査に残った7編の中から3編を選んだ。応募された学生の皆さんそれぞれが日本の観光の現状を把握されており、観光立国実現に向けた取り組みについての意識がますます高くなっていることがうかがえた」と述べ、本コンテスト応募論文のレベルが年々着実に上がってきていると評価した。
同コンテストは2016年10月1日から11月28日まで募集。最優秀賞に賞金50万円、各優秀賞に賞金25万円の総額100万円が贈られた。