双葉町の復興応援 町内工場制作のタオル販売


特設ブース前で商品を手にする(右から)三田社長、浅野社長、川本理事長

 福島県双葉町の工場で作られた糸を使ったタオルを東京の劇場「明治座」が特設ブースを設置して販売している。原発事故で大きなダメージを受けた同町の復興を応援しようと、全国の信用金庫で組織する「よい仕事おこしネットワーク」(事務局=城南信用金庫)が仲を取り持ち実現。商品は10月1日まで同ブースで販売される。

 撚糸(ねんし)製造、タオル販売を行う浅野撚糸(本社=岐阜県安八町)が震災と原発事故の被災地、双葉町の復興に寄与しようと同町に新しい工場を建設。今春に完成し、稼働を始めた。面積約2万8千平方メートルの敷地内にはタオルショップやカフェも併設。町の復興のシンボルとなっている。

 12日に明治座の三田芳裕社長、浅野撚糸の浅野雅己社長、城南信用金庫の川本恭治理事長が報道発表を行った。三田社長は「(明治座には)1カ月で4~5万人のお客さまが訪れる。町が復興の道を歩む中で、少しでも貢献ができれば」、浅野社長は「町は11年間、誰も住んでいなかった。そんな町を復活させるのは初めてのことではないか。世界中の人に町に来てもらい、復興の姿、日本の魂を見てもらいたい」と述べた。

 タオルの商品名は「エアーかおる”ダキシメテフタバ”」。男性ボーカルグループ「純烈」の公演期間中、10月1日まで販売する。


特設ブース前で商品を手にする(右から)三田社長、浅野社長、川本理事長

 
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