
厚生労働省はこのほど、「地域の医療・観光資源を活用した外国人受入れ推進のための調査・実証事業」におけるモデル実証地域の募集を開始した。地域の医療・観光・行政の連携体制を構築し、海外への効果的なプロモーションを行うことで、訪日外国人の受入れ促進や地方誘客、旅行消費額の拡大をはかることを目的としたもの。
事業では、地域における理解と協力のもと、関係者による連携体制を整備。先進的な治療や健診、ウェルネスといった医療・健康サービスに地域の観光コンテンツを組み合わせた滞在プランを造成する。ターゲットは外国人富裕層とし、体制整備やプロモーション活動も併せて実施する。
選定された実証地域には、厚生労働省が委託した支援事業者が伴走支援を行う。具体的にはプランのブラッシュアップ、販路の確保、プロモーション活動などを支援するほか、1地域あたり最大500万円の拠出金を交付する。
公募の締切は8月22日の17時。必要書類を電子メールにて、厚生労働省医政局総務課医療国際展開推進室宛に提出する。詳細は厚生労働省のホームページに掲載されている。
なお、オンラインによる公募説明会を8月1日(木)16時からZoomで開催。定員は300名で、参加申込は7月31日17時まで専用フォームで受け付ける。