
約800の単語とフレーズを収録
北海道観光振興機構(会長・星野尚夫札幌観光協会会長)はこのほど、ホテルや観光施設、土産品店などでのタイ人観光客への応対をスムーズにするため、「タイ語指さし会話集」を作成した。
タイからの観光客の日常のあいさつや宿、買物、飲食、観光などで使う主な言葉を日本語と対比して表記したもので、タイ語の部分を指さすことでコミュニケーションを取り合うことができる。約800の単語とフレーズを収録。
北海道では、昨年10月からタイとの直行便も毎日就航となり、タイからの観光客が大きく増えてきている。そのおもてなしの向上に役立てようと翻訳会社らと検討を進めて作成。2月から同機構のホームページに専用サイトを設けて掲載し、自由にダウンロードできるようにした。また、会話集を冊子にまとめて7千部を印刷し、要望のあったところに配布するなど活用を進めている。
同機構によると、英語や中国語、韓国語のものは、道内でも作られて活用されているところがあるが、「タイ語は全国でも初めて」という。温泉地のホテルや観光施設からも好評で、「タイ語にこの手のものはないので助かる」「会話集を部屋に置いておくことで、おもてなしの心を伝えることにもなる」といった声が寄せられており、東南アジアからの観光客誘致に力を入れている中で、その受け入れの充実につながっていくことを期待している。
詳細は同機構、TEL011(231)0941。

約800の単語とフレーズを収録