
兵庫県が発表した「観光客動態調査」によると、2020年度の観光入込客数(速報値)は7832万人で、前年度と比べ42.6%減った。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた。主要観光施設の入り込みでは、「人の密集が生じにくい屋外施設が上位となった」(観光企画課)。
年間入込数が1万人以上の施設や特定の月に5千人以上集まるイベントなど、約1200地点の延べ入場者を集計。
日帰り客は7152万人、宿泊客は680万人となり、いずれも同42.6%減。目的別では多い順にスポーツ・レクリエーション、歴史・文化、都市型観光となった。スポーツ・レクリエーションは、公園など屋外施設での減少が緩やかとなり、同25.4%減の2732万人にとどまった。一方、行催事・イベントは同80.7%減の494万人で減少幅が大きい。
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