阪神大震災の犠牲者の鎮魂と復興への願いを込めた光の祭典「神戸ルミナリエ」の点灯式が5日、神戸市中央区の旧外国人居留地で行われた。旧外国人居留地界隈から東遊園地までの町並みで、約20万個の電球を使用した光の芸術を楽しむことができる=写真。開催期間は16日まで。
19回目となる今年のテーマは「光の記憶」。午後6時過ぎに一斉に点灯すると、観客からは歓声が上がった。
昨年に引き続き、東日本大震災の復興支援の一つとして、会場内、東遊園地南側の噴水広場に「絆と交流のゾーン」を設置した。
アートやデザインによる被災地復興支援活動を行っている神戸芸術工科大学かわい研究室の学生を中心としたプロジェクトチーム「ヒトキズナ」も参加し、「手をつなごう! トゥギャザーマンプロジェクト」のコーナーや被災地企業の復興商品の特別販売を展開。神戸夙川学院大学による東北地方の特産品の紹介や販売、パネル展示なども行われた。
同組織委員会では、期間中、約350万人の来場を見込んでいる。




