
観光庁が7月15日に発表した今年5月の主要旅行業63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比10.6%増の4853億3639万円だった。3カ月連続で前年実績を超えた。このうち国内旅行は同5.1%増の3103億4323万円、海外旅行は昨年の新型インフルエンザ流行の反動による増加で、同22.5%増の1691億9314万円、外国人旅行も同12.1%増の58億2万円と前年を大きく上回った。
国内旅行は2カ月連続で前年を上回った。取り扱い58社中、33社が前年実績を上回った。阪急交通社、トップツアーが2ケタの伸び。
海外旅行は3カ月連続で前年超え。「法人需要が比較的好調だった」(観光産業課)。取り扱い61社のうち57社が前年実績を超えた。
外国人旅行は、5カ月連続で前年比増。35社中23社が前年を超えた。
募集型企画旅行は、総取扱額が前年同月比0.8%増の1227億5665万円。このうち国内旅行は同3.5%減の694億5458万円と低調だった。海外旅行は同6.9%増の529億6720万円、外国人旅行は同18.2%増の3億3487万円だった。
募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比1.8%減の317万1505人だった。内訳は、国内旅行が同2.5%減の284万2792人と減少したが、外国人旅行は同6.3%増の1万6036人、海外旅行は同4.7%増の31万2677人と前年を超えた。