
鉄道旅客協会によると主要旅行会社12社の今年3月の総取扱額は、2576億8242万円で、前年同月比11.8%減となった。総取扱額が前年実績を超えた会社はない。内訳では国内、海外、外国人旅行ともに前年実績を2ケタ割り込んだ。08年度の年間累計総取扱額は、同7.0%減の3兆3913億1598万円だった。
国内旅行は前年同月比7.2%減の1621億7204万円。阪急交通社が同0.9%増で唯一前年実績を超えた。減少幅が5%未満にとどまったのは東武トラベル(同0.6%減)、京王観光(同4.0%減)、農協観光(同0.1%減)。
海外旅行は同18.9%減の905億2636万円。全社が前年実績を割り込んだ。
外国人旅行は、同19.7%減の34億6037万円だった。トップツアーが同59.5%増、京王観光が同11.1%増と大きく伸ばした。 08年度の総取扱額の内訳は、国内旅行が同4.6%減の2兆911億5928万円。東武トラベル(同3.9%増)のみ前年実績を超えた。海外旅行は同11.4%減の1兆2202億7294万円、外国人旅行は同1.8%減の571億8622万円。年度総取扱額が前年を超えたのは、東武トラベル(同0.1%増)のみだった。