
(左から)神田川氏と小川屋の川向料理長
楽天トラベルが3日に東京ガス新宿ショールームで開いた、日本一の朝ごはんの宿を決める「朝ごはんフェスティバル2013」の頂上決戦で、東海地区代表の「下呂温泉 和みの畳風呂物語の宿 小川屋」が優勝した。
川向和美料理長が、審査員で日本料理人・全日本調理師協会名誉会長の神田川俊郎氏から、賞状と記念楯、神田川氏の自筆による作品「花に水、人に愛、料理は心」を授与された。
神田川氏は「下呂地域の素材をうまく使って、日本料理の良さを見事に表現した本当においしい朝ごはん」と絶賛。川向料理長は「これをきっかけに下呂温泉がさらに有名になればうれしい。地元の契約農家さんにも報告して喜びを分かち合いたい」と語った。
優勝メニューは「湯葉と地野菜の7色しゃぶ、野点(煮物、焼魚、出し巻等)、下呂産健康トマトジュース」。頂上決戦では、全国800施設の中からから勝ち残った6軒数の旅館ホテルの料理人達がオープンキッチンで調理。山本考伸楽天トラベル社長、神田川氏ら6人の審査員がその場で食べて評価した。
2位には兵庫地区代表の「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」、3位には北関東地区代表の「那須温泉 ホテルエピナール那須」が輝いた。入賞を逃した「箱根湯本温泉 箱根花紋」「ヒルトン東京ベイ」「ホテル阪急インターナショナル」には審査員特別賞が贈られた。
5月8日から21日までの2週間、楽天トラベルのサイト上でユーザーによるウェブ投票を実施。参加した全国800軒の宿の朝ごはんに合計200万票の投票があった。6月には得票数上位の東日本9軒、西日本9軒で、オープンキッチンでの地区予選をそれぞれ実施。勝ち残った東西3軒ずつの合計6軒でこの頂上決戦を戦った。

(左から)神田川氏と小川屋の川向料理長