
長野県北部の4スキー場が連携し、今シーズンからリフトの共通シーズン券(ICカード)を販売する。4スキー場のリフトに引き換えなしで、そのまま乗れるのが大きな特徴=写真。スキーヤー、スノーボーダーの利便性を向上させ、広域エリアでの集客増を図る。
このスキー場はタングラムスキーサーカス、野沢温泉スキー場、斑尾高原スキー場、戸隠スキー場。エリア全体での集客強化、国際競争力の高いスノーリゾートを目指すことで一致した。
4スキー場ともスキーデータ社製のICゲートシステムを導入しており、シーズン券をかざすだけでリフトに乗れるという。料金は7万6千円(税・ICカード保証料込み、大人・子ども・シニア共通)。購入特典も付け、温泉施設を無料にしたり、レンタル料などを割り引く。
各スキー場は9月15日から公式ホームページで購入申込書の掲載を始めた。販売期間は各スキー場の営業開始日から来年2月22日まで。営業開始が最も早いのは野沢で、11月27日を予定している。
これまで、野沢と斑尾は路線バスで互いの利用者を回遊、タングラムと斑尾は共通券、タングラムと野沢、戸隠はインバウンドスキーツアー送客など各スキー場間で個別に連携していた。4スキー場とも長野市(JR長野駅)から車で約1時間圏内にある。