
あいさつする田中社長
宿泊金額に対してポイントが加算され、獲得ポイント数に応じて「キャッシュバック」のサービス特典が与えられる「Aカード」。そのAカードを運営するAカードホテルシステム(東京都千代田区、田中章生社長)は2月21日、Aカードを導入する独立系のホテル経営者らを東京都内に招き「Aカードトップ会」を開催した。
Aカードの事業報告や2017年度の年間優秀加盟ホテルの表彰式を実施。また、みずほ総合研究所経済調査部主任エコノミストの宮嶋貴之氏による記念講演などを執り行う一方、会員ホテル間の親睦も図るため毎年開いている。211人が参加した。
Aカードの1月末日現在の会員施設数は478(旅館・ホテル426、レストラン52)で、総客室数は約4万5千室。田中社長は、ユーザー会員数が84万人に迫っていることに加え、昨年から引き続き旅館への営業アプローチを強化していることを報告。また、航空会社の機内誌や出張サラリーマンの購読が多い週刊誌などに出稿し「積極的にメディアへの露出を図った」などと述べた。
昨年8月にはAカードアプリのアンドロイド版をリリースし、併せて、アイフォーン版も同時にリニューアル。使いやすくした。これにより「Aカードアプリのダウンロード実績が大幅に上がった」とした。
数年前から、積極的にユーザー会員を獲得している加盟店に対して、入会促進用の粗品を提供しているが、昨年の実績は148店舗だったと報告。併せて、今春からアメニティの共同購買制度を開始することを明らかにした。