モナコ政府観光会議局、観光説明会でサステナブルツーリズム強調


モナコをPRする説明会

 モナコ政府観光会議局は2日、旅行会社社員ら約150人を招き、観光説明会「モナコin東京2022」を東京都港区のザ・リッツカールトン東京で開いた。次期モナコ公国特命全権大使のディディエ・ガメルダンジェ氏、日本旅行業協会副会長で阪急交通社社長の酒井淳氏も出席した。

 旅行会社は主に個人旅行、MICE企画の担当者を招待。富裕層個人客向けデスティネーションとしての魅力、インセンティブツアー先としての魅力をアピールした。

 公式サイト日本語版(https://www.visitmonaco.com/ja)とは別に、日本人向けに特別編集した日本限定版ランディングページ(https://monacotabi.jp/)を開設し、入国規制や最新情報を随時発信していること、無料のデジタルアプリ「モナコ旅地図&観光ガイド」を提供していることなども紹介した。

 モナコ公国は、環境保護を重要な課題として掲げ、温室効果ガスの排出量を2030年までに1990年比で55%削減すること、また2050年までに完全にカーボンニュートラルを達成することを約束。海洋保全をはじめ、再生エネルギー活用などに国全体で積極的に取り組み、観光と環境保護の両立を目指している。

 同局は昨年末に「サステナブルツーリズム白書」(https://qrco.de/bd741t=日本語で閲覧可能)を発行。その理由について「新型コロナの影響で観光業界が大打撃を被り、環境に対する責任と従来のモデルを改めて見直す機会となった。これを機にモナコの観光に対する現状を把握し、その強みと弱みを明らかにし、今後の観光をさらに持続可能にするために発行した」と説明。「政府とあらゆる観光分野のステークホルダーが協力して、具体的な取り組みを1冊にまとめあげた。今後のツーリズムリカバリー戦略の指針となっている」とした。


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