リニューアル後の部屋
はわい温泉望湖楼（鳥取県湯梨浜町）は1931（昭和6）年10月に開業した部屋数91の老舗旅館。部屋から望む東郷湖の開放的な景色が一番の自慢だ。湖の上にあり、湯に漬かりながら湖の美しい景色を堪能できる全国でここだけの「湖上露天風呂」、湖底から湧く豊富な湯量を生かしたかけ流し温泉などの特長で人気を集めている。
今回の工事は、2棟ある建物のうち、8階建ての「湖上閣」の7階部分、純和風4部屋が対象。内容は、美しい眺望をさらに楽しむことができるよう、固定された障子を取り払い、開口部を広げること。さらに、宿泊客が室内で快適に過ごせるよう、4部屋全てを禁煙とし、たばこのやに汚れや臭いを除去するため、空調やクロスを全面交換することだった。
早速、全旅連青年部を通じて施工例を見ていたミサワホームの提案に納得し、施工を依頼した。ミサワは、旅館ホテルのリニューアル工事を数多く手掛けていることから、安心感もあった。
工事の最大の目的である眺望対策について、細かな要望をミサワがその都度工事に反映した。また、営業しながらの工事だったため、作業時間と臭い・音対策に加え、予定より早く3月下旬の繁忙期前に工事を終えるなど、旅館ホテルのリニューアル工事が豊富なミサワならではの配慮がなされたという。
同館の中島伸之社長は「さらに眺望が優れた部屋に仕上がった。お客さまにも早速喜んでいただいた。自館オペレーションも加えて、1人当たり2千円程度の単価アップにつながった」と満足な仕上がりが実現したと話している。
この件についての問い合わせ先は、ミサワホーム旅館ホテルリニューアル担当TEL0120（398）330。（9〜18時、土・日・祝日休み）
