
帝国データバンクによると、2020年11月のホテル・旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は6件、負債総額は7億2900万円だった。件数は2カ月ぶりに1桁。額は20年最少となった。
件数は前年同月比3件、前月比9件それぞれ減少(33.3%減、60.0%減)。額は前年同月比72.8%、前月比88.8%それぞれ減少した。
新型コロナウイルスが感染拡大した4月に21件と、東日本大震災直後の2011年5月(20件)以来の20件台。以降、3カ月連続で2桁台となったが、下半期は10月を除き、1桁台にとどまっている。
1~11月の累計は、件数が前年同期比79.0%増の111件。負債総額が199.0%増の662億3100万円。件数、額ともに前年1年間の数字を既に上回っている。