
イタリア島国の食文化を東京で体験
シャングリ・ラ東京は4月22日、28階のイタリアンレストラン「ピャチェーレ」で、6月1日から新しい夏メニュー「海と大地」を提供すると発表した。イタリアのシチリアとサルデーニャ両島から着想を得た本格コースとなる。
新メニューは、イタリア南部の島国の食文化を日本産の高級食材で表現。静岡県産フルーツトマトや青森県産本マグロの赤身に宮崎産キャビアをトッピングしたカナッペからはじまり、オマール海老とズッキーニを奈良県産葉山たまごのソースで味わう前菜へと続く。鮮度にこだわったイワシの酢締めにはディルのジュースとオリーブオイルのソースをゲストの目前で仕上げるパフォーマンス性も。
次の一皿は十穀米の焼きリゾットに鹿児島県産ウナギを重ね、山椒の実が香る熱々のチキンコンソメスープを注ぐ和洋折衷の逸品だ。北海道産小麦とウニを使ったリングイーネは唐辛子とパプリカパウダーが効いた濃厚な一品に仕上げた。一本釣りしたスズキはクミンのスパイスで皮目をカリッと焼き上げ、甘いとうもろこしのピューレと10年熟成バルサミコ酢を添えている。
メインディッシュは北海道産ラム肉の柔らかい部位をわかめで巻き、低温調理で仕上げたポシェ。グリンピースのピューレと山形県産オーガニックジャンボマッシュルームを添え、デザートには山梨県産桃を使ったアフォガードが登場する。冷たいメレンゲに温かいミントシロップを注ぐ演出も夏らしい趣向だ。
季節の食材を贅沢に使用した料理の数々
期間は6月1日から8月31日まで。料金は1人24,200円(税込、別途サービス料15%)。今年で開業16周年を迎えたシャングリ・ラ東京は、2018年から2023年まで6年連続で「フォーブス・トラベルガイド」のホテル部門において5つ星を獲得している。ホテル内には「ピャチェーレ」のほか、日本料理「なだ万」、「ザ・ロビーラウンジ」も併設されており、都心で非日常の食体験を求める利用客に人気だ。