サービス産業生産性協議会(代表幹事・牛尾治朗ウシオ電機会長)は4日、サービス産業の国際展開を支援する「グローバル・サービス・フォーラム」を立ち上げた。経済産業省は同フォーラムを官民連携のプラットフォームとして活用し、日本貿易振興機構(JETRO)と連携して、海外市場に関する情報提供などを行う。
海外展開を考えるホテルなど、約150の企業・団体が参加している。「現段階では旅行会社などの参加はないが、フォーラムの活動が浸透してくれば参加はあり得るのではないか」とフォーラム事務局では見ている。
主な事業は、(1)諸外国の消費動向や文化・生活様式、所得水準、サービスに対する嗜好などの情報をウェブサイトなどで提供(2)現地パートナーとの協力、連携を促進し、現地政府への支援を働きかけるため、官民合同でミッションを派遣する──など。
同日の初会合では、公文教育研究会や資生堂の中国事業についての紹介があった。同フォーラムでは現在、参加会員を募集している。参加登録は無料。