
ウィラー・トラベル(村瀬茂高社長)は5日、大阪市の新梅田シティの梅田スカイビル・イーストタワー1階に「WILLER バスターミナル大阪梅田」をオープンした=写真。昨年4月にオープンした新宿西口に次いで2番目となる。高速ツアーバスの乗車だけではなく、大阪の観光スポットである新梅田シティの新しい観光も創出することを目指す。
同バスターミナルのテーマは、「移動の先にある出会い・夢・希望への期待感」。内装は先端のカフェやシティホテルのようで、大型画面ではエンターテイメント化した観光情報を提供。インターネットスペースやパウダールームなども設置し、利便性も高めた。
村瀬社長は「テーマパークのアトラクションに並ぶように、高速バスの利用者が旅行に出かける気分を高揚させるような演出をターミナルに持たせた」と説明した。
また、村瀬社長は「高速バス利用者には、新梅田シティでの特典などの情報を提供したい。乗車前や降車後の時間で、新梅田シティの飲食施設で大阪らしいものを食べてもらったり、人気スポットである展望台・空中庭園を楽しんでもらえたりできるようにする」と話し、「新梅田シティにとっては、高速バスの利用者約41万人が新たな利用客となるので相互にメリットがある」と強調した。
同社では今後もバスターミナルを全国に開設していく。今回の周辺店舗との協働を地域連携モデルとして展開していく。
