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JR仙台駅と仙台空港を結ぶ仙台空港アクセス鉄道の美田園駅近くに、今月24日、みやぎ観光物産交流施設「みちのく三陸 だてもん市場」がオープンする。日常のショッピングとはひと味違う「発見と体験のある市場空間」を目指す。同空港利用者、周辺エリアの一般消費者はもちろん、旅行会社のツアー立ち寄り場所としても利用してもらう計画だ。
建設、運営するのは株式会社だてもん市場(宮城県名取市、中野英武社長)。約1万5千平方メートルの敷地に地上1階建て(一部2階)、延べ床面積約4600平方メートルの規模となる。駐車場も広くとり、大型バス用も十分確保している。初年度売上高は30億円を見込む。
同市場は「飲食」「青果・一般食品」「水産・乾物」「土産品」などのゾーンで構成され、さまざまなテナントが出店する。水産・乾物ゾーンは三陸で水揚げされたばかりの魚介類をはじめ、乾物や珍味、東北の名産が並ぶ。飲食エリアでは三陸の新鮮な魚介類や仙台名物の牛タンなどが味わえる。
また、屋内催事場として「だてもん広場」を開設。企業の展示会や見本市、市町村や商工団体の観光・物産展などに利用してもらい、「地域の産品と文化を発信する場にする」としている。
同市場は美田園駅に近接し、仙台空港からも車で5分と交通の便がいい。市場から空港と美田園駅まで、それぞれ無料シャトルバスを運行する予定。
周辺にはアミューズメント施設、公園、スポーツ施設などが整備されており、今後ホテルの建設も予定されている。仙台市郊外の新スポットとして脚光を浴びそうだ。

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