
宿泊施設のホスピタリティが向上
ピットデザイン(東京都千代田区)は今回のHCJで、業界に先駆けて開発したカメラ式駐車場管理システム「スマートパーク」を出展。社長の池末浩規氏に、特徴などを聞いた。
――スマートパークの説明を。
池末 駐車券やゲート、発券機などを廃し、車が入出庫した時点でカメラが車両ナンバー全桁を瞬時に読み取り、いつ、どこで、どの車が入出庫したのかをデジタル管理するシステム。認識率は99.99%以上で、未払い出庫率は0.01%。
全国の設置数は500カ所超、乗用車の2台に1台は利用経験あり、さらに環境性能の高さが評価され環境大臣表彰を受賞、他社の追随を許さない。
商業施設を中心に導入が始まり、空港、駅の公共施設やホテル、遊園地などのサービス施設にも設置が広がっている。
スマートパークを活用することで、宿泊施設では、(1)ホスピタリティの向上(2)施設のオペレーションに合わせた運用―が可能。(1)は煩わしい駐車券管理や、不安や不安全につながる運転中の機器操作がなくなる他、慣れない場所、慣れない車でも安心して利用できる。
(2)の運用対応は、前払いと後払い、フロント対応とセルフキオスク対応、予約対応などスタッフの体制や運用に合わせたカスタマイズが可能。また、あらかじめ登録した車両入庫時に通知を出すなどでVIP対応などもできる。
――宿泊市場での導入は。
池末 城山ホテル鹿児島がいち早く採用。レイアウトを変えずに柔軟に車両管理ができることが評価され、好評を博している。その他、VISONのようなリゾート系、都心のプリンスホテルのようなシティホテルでも、導入が増えている。
――今後の展開と、HCJ来場予定者にひと言。
池末 サービス付与の自動化などのDX化やさらなるホスピタリティ向上に取り組む。駐車場でお悩みの際は、お気軽にブースに足を運んでもらえれば。
池末社長