
カンファレンスのキービジュアル
福岡県、福岡市と福岡観光コンベンションビューローは、10月5日に大名カンファレンス(福岡市中央区)で開催する「WORLD WORKATIONカンファレンス in福岡」の参加者の募集している。国内外のリモートワーカーや企業、デジタルノマドが集結して、未来のワーク&ライフスタイルについて議論するもの。同カンファレンスに関連するイベントも多数展開される予定だ。
デジタルノマドとは、IT技術を活用し、場所に縛られず(国内外を問わず)に「ノマド(遊牧民)」のように旅をしながら仕事をする人々を指す語で、ワークライフバランスの促進などの観点から近年注目を集めている。
福岡市が中心となり10月1日から31日まで実施予定のデジタルノマド誘致プログラム「COLIVE FUKUOKA」は、同市がワーケーション推進の取り組みの一環として実施する。同期間中にはアメリカ、イギリス、韓国、台湾など21の国と地域から30人以上のデジタルノマドを誘致し、1カ月間にわたり市内を拠点に福岡、九州の魅力を体感してもらう取り組みなどを展開する。自治体による海外デジタルノマド誘致に関する取り組みは日本初という。
5日のカンファレンスのオープニングセッションでは、ワーケーションのトップランナーが集結し、未来志向で個人、企業、社会において進むワーケーションの将来像について議論する。スペシャルセッションでは、遊行代表取締役で日本デジタルノマド協会幹事の大瀬良亮氏やNomad University創設者で同協会顧問のAkina Shu氏らが登壇。「福岡・九州をデジタルノマドの聖地へ~デジタルノマドが起こす日本社会の変革~」をテーマに、ライフスタイルや福岡・九州のポテンシャルなどについて意見を交わす。
同カンファレンスは午後1時30分から同6時まで開催予定。参加費無料で、10月4日まで特設サイト(https://world-workation-conference-in-fukuoka.peatix.com/)で申し込みを受け付けている。
5日から22日にかけては、ワーケーションを通して人と人との交流を図るイベント「FUKUOKA WORKATION WEEK」を開催。ワーケーション関連イベントが多数開催され、市内のワークスペースやイベント会場、提携店舗を巡るデジタルスタンプラリーを併催するなど、福岡型ワーケーションを存分に楽しむための環境や仕掛けが整備される。
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