
HISが10月31日に発表した9月の旅行取扱高は前年同月比170.4%増(2019年同月比29.7%減)となる313億218万円となった。国内旅行は、同2.3%増(19.5%減)の45億2698万円だった。
取扱高は、HISとグループ5社(オリオンツアー、クオリタ、クルーズプラネット、ジャパンホリデートラベル、HIS沖縄)の社内取引を相殺した旧会計基準の数字。
国内旅行は、全国旅行支援がひと段落するなか、早期予約による割引と特典を付けた沖縄、北海道のキャンペーンを実施するとともに、オンライン化の推進を図った。また、新たな取り組みとして、ふるさと納税のタイアップを開始。第1弾となる宮崎県宮崎市では、寄付金額の30%のクーポンが付与される対象ツアーが好調に推移した。商品別では、日帰りバスツアーや航空券とホテルを組み合わせた「ダイナミックパッケージ」が大幅に増加している。
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