
観光庁が9月11日に発表した主要旅行業48社の7月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比87.4%減の522億4162万円だった。内訳は、国内旅行が78.4%減の492億3898万円、外国人旅行が94.6%減の9億5590万円、海外旅行が98.8%減の20億4674万円だった。
新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止の影響などにより、総取扱額は国内旅行、海外旅行、外国人旅行いずれについても、前年同月に比べ大幅に減少した。このうち国内旅行は「前月(6月分)よりさらに一定程度の回復の傾向が見られる」と同庁。
総取扱額が前年実績を超えた事業者はなく、26社で前年比9割超の減少となった。旅行分野別で見ると、国内旅行、海外旅行、外国人旅行のいずれも全事業者が前年割れした。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比88.0%減の144億3341万円だった。内訳は、国内旅行が83.1%減の144億2894万円、外国人旅行が100.0%減の0円、海外旅行が100.0%減の447万円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は83.7%減の46万1551人。このうち国内旅行は82.6%減の46万1536人、外国人旅行は100.0%減の0人、海外旅行は100.0%減の15人。