
スペースキーは4月28日、「キャンプ場における新型コロナウイルス感染症の影響」に関するヒアリング調査の結果を発表した。
「すべての人がアウトドアレジャーを、より長く豊かに楽しめる社会を創る。」をビジョンに掲げる株式会社スペースキー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:佐藤祐輔、以下スペースキー)は、自社で運営するキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」に加盟しているキャンプ場に対し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響に関するヒアリング調査を実施いたしましたので、その結果をお知らせいたします。
■キャンプ場における新型コロナウイルス感染症の影響
4月7日に政府より緊急事態宣言が発出されたことを受けて、キャンプ場の休業が相次いでおり、4月16日にその対象が全国へと広がったことで、さらに全国規模で休業の動きが加速しています。スペースキーが運営するキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」においては、4月27日時点で加盟施設の約64%の休業を確認しています。(※1)
一時期は、コロナウイルスの感染リスクが少ない場所としてキャンプ場が盛況であるという報道が一部でありましたが、現在においてはユーザーも自粛傾向にあり、それは「なっぷ」のデータからも明らかです。
対過去平均2020年キャンセル率推移[月別]
キャンセル率は、直近3年間の4月の平均キャンセル率を基準とすると、2020年4月は約1.8倍、また5月についても約1.6倍にまで拡大しています。
4月20日時点「なっぷ」データ
対2019年4月20日時点での各月予約状況[月別]
2019年と2020年の4月20日時点での4・5・6月の予約実績を見ると、2019年の予約件数を100%とした場合、2020年の予約率は2019年の実績に対して半数以下となっています。
4月20日時点「なっぷ」データ
6月以降も、休校に伴う夏休みの短縮等の影響を受けることは必至で、新型コロナウイルスの収束の先行きが不透明な中、アウトドア・レジャー事業者は甚大な損失を被ることが想定されます。
※1:スペースキーにて4月17日から順次キャンプ場にヒアリング