
多様な商品造成可能に
2021年度全旅クーポン発券実績全国1位の中部日本トラベル=画像は同社ロゴ=代表取締役社長、西山潤さんに同クーポンの導入や活用法などについて聞いた。
――全旅クーポン導入のきっかけは。
「当社が全国旅行業協会正会員だったので」
――全体に占める全旅クーポン関連商品の割合は。
「導入当初は全体に占める割合はさほど大きくなかったが、ここ数年で一気に増大した」
――同クーポン導入で感じたメリットは。
「同クーポンの会員が利用できる『Trip全旅』システムでは、料金が変動制なので、ほしい商品を最も安い価格帯で購入できる。大手の旅行会社だと決まった日程や内容の商品もあるが、全旅クーポンをうまく使えば、中小の旅行会社はさまざまなタイプの商品造成や、お客さまのニーズに沿った内容での販売が可能になる」
「現場の事務作業の立場では、都度都度精算はかなりの手間なので一括精算が可能な点は非常に助かる」
――どのような施設(エリア)に主に送客しているか。
「当社は石川県内のお客さまを他都道府県に送るアウトバウンドがメインなので、コロナ前は北海道や沖縄、関東地方など全国各地に送客していた。コロナ下の現在は石川県内の宿泊施設への送客が主となっている」
――最近の石川県の観光のおすすめは。
「温泉がたくさんあるので、やはり和倉温泉や加賀温泉郷などの温泉地はコロナ下でも割引政策の影響もあり人気だ」
「現状は県民割の実施により、石川県民による県内旅行消費が主軸となっている。食事と宿泊を組み合わせた商品も増え、グループも徐々に動きだしている印象。それらの商品造成の際に全旅クーポンを生かせる部分もあると思う」