
旅館女将らと名産品を配る森理世さん
景気低迷や冷夏、8月11日早朝に駿河湾沖で発生した震度6弱の地震などで影響をうけた観光需要を取り戻そうと、静岡県大型観光キャンペーン推進協議会は8月27、28日の2日間、県内の旅館女将とミスら20人による緊急観光誘客キャンペーン「静岡は今、2倍楽しい〜夏はまだこれから、秋の味覚も先取り〜」を東京・有楽町の交通会館1階の屋外イベントスペースで開いた。
初日の夕方には、静岡市の出身で07年ミスユニバース世界大会優勝者の森理世さんも駆けつけトークショーを開いたほか、干物、梅干、お茶など静岡の名産品が詰まった土産袋を女将らと一緒に街頭配布した。
現在静岡市内で母親と共にダンススクール「I.R.M.アカデミー」を開いている森さんは、「気候が温暖で人の心も温かい静岡にはおいしい物がたくさんあります。ぜひ静岡に来て、心も体もあたたかくなって下さい」と郷土の魅力をアピールした。
イベントスペースの隣には、静岡の物産販売・観光パンフ配布コーナーを設置。ミスと自治体・団体職員らが、あおのり、イワシせんべい、マーマレードなどを販売した。
PRイベントに参加した女将、ミス、県内自治体・観光関連団体職員らは総勢76人。街頭キャンペーンと並行して、数班に分かれ、旅行会社、メディア各社などを訪問。元気な静岡を訴えた。
訪問先は、JTB、KNT、日本旅行、クラブツーリズム、びゅうトラベルサービス、小田急トラベル、はとバス、米国大使館、昭文社、交通新聞社、旅行読売出版社、東京新聞、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、日刊ゲンダイ。送客と宣伝を呼びかけた。
街頭キャンペーンは観光経済新聞とテレビ朝日などが取材した。森理世さんと旅館女将6人が「静岡に来てください。とっても良いところです。お待ちしています」とアピールする場面は翌朝のテレビ朝日の情報番組で放映された。
今回参加した女将とミスは、古屋旅館(熱海)、迎賓館熱海小嵐亭、旅の宿かみむら(熱海)、ホテル貫一(熱海)、坐漁荘(伊東)、味の宿喜久(稲取)、観音温泉(下田)、落合楼村上(天城湯ヶ島)、季一遊(南伊豆)、楽山やすだ(伊豆長岡)、ミス熱海梅娘、ミスあじさい、伊豆の踊子、ミス富士山、ミスかぐや姫、2009しずおかクイーン、ミス浜松グランプリ。

旅館女将らと名産品を配る森理世さん