JTB沖縄と北部観光バス(名護市宇茂佐)は5月23日から、両社出資によって設立した「沖縄エアポートシャトル有限責任事業組合」を事業主体とし、那覇空港~本部町海洋博記念公園間を結ぶ新たな高速路線バス事業を開始する。沖縄県本島北部の振興を図るとともに沖縄観光の魅力と利便性を向上させる。
沖縄県では、観光客や県民の主要な交通手段が乗用車で、慢性的な交通渋滞が社会課題の一つとなっている。訪日外国人観光客の中には、法律上の制約により、レンタカーが利用できず訪問先が限定されることへの改善要望も多くあるという。
高速路線バスは、那覇空港から宿泊客の多い恩納村を経由し、海洋博記念公園間を結ぶ。今後、既存のバス路線網と連携し、沖縄本島を訪れる国内外の観光客と地域住民の移動手段の多様化や快適性の向上を目指す。