
JTB協定旅館ホテル連盟 専務理事 伊藤 智氏
◎…寒さの厳しい北海道釧路市で育つ。冬の小学校は、雪を踏み固めて水をまき凍らせる作業を繰り返すことで、校庭がスケートリンクになった。子どもたちは当然のようにスピードスケートやフィギュアスケートなどに興じる。伊藤少年は友人たちとともにアイスホッケーに夢中になった。中学、高校、大学と部活動に励み、全国大会にもたびたび出場。大学では体育会アイスホッケー部でキャプテンも務めた。
◎…「アイスホッケーは当たりが激しくがんがんやるというイメージがあるが、意外と頭を使うスポーツだ。スピードのあるプレーの中で将棋のように次にこうやれば次の次のこの攻撃につながるなどと先を読むのが面白い」と醍醐味(だいごみ)を語る。今でも神奈川県のシニアチームに所属し、月に2、3回、スケートリンクを駆け回る。「いい汗をかいて、その後のビールを楽しみにしている」。
◎…1964年10月14日生まれの57歳。87年4月、JTB(当時・日本交通公社)に入社。横須賀支店長、執行役員東日本海外旅行仕入販売部長、グループ本社執行役員旅行事業本部副本部長、執行役員個人事業本部国内仕入商品事業部長などを歴任。今年6月から現職に。「JTBとJTB旅ホ連は今、とてもいい関係性ができている。JTBと戦略を共有して宿泊増売につなげる動きをしていきたい」と意欲を見せる。
◎…JTB旅ホ連の大西雅之会長(あかん遊久の里鶴雅)も釧路出身。息の合った同郷タッグで今年度の事業推進テーマである「宿泊増売」と「会員経営基盤強化」を目指す。
JTB協定旅館ホテル連盟 専務理事 伊藤 智氏
【聞き手・板津昌義】