SIT(目的型旅行)に特化したJTBガイアレックは、JTB、福島相双復興推進機構と連携し、「ふくしま浜通り いまを知る」をテーマに東京・大阪・福島発の添乗員同行ツアーを2月14日に発売した。東日本大震災により被災し、福島第一原子力発電所事故に伴う避難指示等の対象地域となった福島県内相双地域等の地域価値創出と交流人口拡大を目的とする。
JTBグループが連携し、ツーリズムを手段とした交流・関係人口を拡大し、移住・定住促進を図る取り組みの第1弾。
東日本大震災から間もなく11年が経過しようとしているが、人々の意識から震災直後の光景や、風評が消えたとは言えない。同ツアーで相双地域等の「今」を知ってもらう。2日目には、富岡町3・11を語る会代表の青木淑子氏による同行解説も予定している。
JTBグループがツアーを発売することで、「相双地区は既に旅行で訪れることのできる地域である」という認知が広がり、従来の震災のイメージが刷新されることも目的としている。
今後は、3社協業により東日本大震災の被災地域別エリアへの添乗員同行ツアーをはじめ、学校向けの学習コンテンツの提供、企業に向けた企業研修旅行など移住や誘致につながる取り組みも進めていく考え。